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07『芸術公論』第5巻第3号(通巻25号)1988年5月号、島田三郎 選評

  • kujakuhanamasakobl
  • 2024年3月10日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年4月11日


企画〈特集 女流が彩る美の世界〉

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「風わたる」1988年

162cm×130cm、油彩

本誌とともに『芸術グラフ』第5巻3号にも掲載された、昌子第三期の代表作。

2019年個展(画廊ぶらんしゅ)では、「競華」「遊苑」「風わたる」で三部作のようなかたちで展示された。



【誌面構成上の昌子作品の位置づけ】


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 『芸術公論』1988年5月号で企画された〈特集 女流が彩る美の世界〉は、登竜門的な意味を持つ〈注目作家特集〉(男女混合)より一つ上のランクで、すでに社会的地位を得ている女性作家が一定数存在したために彼女たちをまとめた企画だと考えられる。228~251ページの24ページ分の中に49名の作家が紹介されている。1ページに5名(5作品)が紹介されれている場合もある中で、昌子には2分の1ページが与えられている。また、モノクロでの掲載がある中で、昌子の「風わたる」はカラーで掲載されている。


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嶋田三郎の選評。

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(選評のテキストデータ)

〈特集 女流が彩る美の世界〉

金子真子  東光会会員  風わたる

 画面いっぱいに孔雀が存在し、背景は青を主調にした海や空の大きなひろがりとなっている。透明感の強い明快な色調で、孔雀は日本画風の装飾性の強いものである。爽やかな風が海の向こうから吹き渡ってくる。 清爽感に溢れた優美な作品である。孔雀はもしかすると作家自身の姿とも思える清潔感が漂っている

(文・嶋田三郎)

(文中のゴシック体・下線は金子昌子美術館運営委員会による)



同誌 表紙

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同誌 目次見開きの右ページ

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同誌 目次見開きの左ページ

 

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この目次によれば〈女流が彩る美の世界〉は228~267ページの38ページ分ということになるが、実際には上述のとおり228~251ページの24ページ分。やはり混乱をきたしている。



同誌 奥付

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奥付のアップ

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