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密教における曼荼羅世界

  • kujakuhanamasakobl
  • 2024年3月19日
  • 読了時間: 1分

 いうまでもなく、曼荼羅は仏教(密教)の世界観を示したものである。仏教の曼荼羅には、「金剛界曼荼羅」と「胎蔵界曼荼羅」の存在が知られる(合わせて「両界曼荼羅」という)。

 『金剛頂経』の世界観によって描かれたのが「金剛界曼荼羅」であり、『大日経』の世界観によって描かれたのが「胎蔵界曼荼羅」である。

 「金剛界曼荼羅」は大谷翔平選手の「9マスシート」に似ている。「大谷選手のマンダラシート」と言われることもあるが、これは金剛界曼荼羅をイメージしたネーミングである。


金剛界曼荼羅

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(wikipediaより転載)


 一方、「胎蔵界曼荼羅」は中心に大日如来が鎮座ましましている。その大日如来を中心に、同心円状の構図をなしており、大日如来の慈悲が放射状に伝わり、教えが実践されていくさまを表している。大きな慈悲で子どもを育てる母胎のようなイメージだとされる。


胎蔵界曼荼羅

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(wikipediaより転載)


 端的に言えば、「金剛界曼荼羅」は〈世界〉を描いており、「胎蔵界曼荼羅」は〈仏の力〉を描いている。

 さて、昌子の描く曼荼羅世界はどうだろう。

 
 
 

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