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第2期-2 競華

  • kujakuhanamasakobl
  • 2023年9月17日
  • 読了時間: 1分

更新日:2月18日


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1986年、162cm×130cm、油彩

熊本大学アートギャラリー事業蔵

 

 2019年画廊ぶらんしゅ個展にて初公開 。

 美術評論家たちによって激賞された1988年の「遊苑」「風わたる」第3期の一段階前の作品。色遣いや構成は「遊苑」「風わたる」に近似しているが、孔雀と孔雀の闘争が仕組まれている。第1期の写実から第3期のイマージュ(幻影)へと向かう過渡期の作品である。

エネルギーがほとばしるような緊張感が見る者の心を刺激する。昌子の作風の変化を語るうえで必須の作品。

 ふつう、美しさと激しさは同居しにくい。しかし本作品は、それが同居し、しかも羽音が聞こえてくるような、あるいは風の波動がこちらに伝わってくるかのような、迫真性がある。昌子渾身の逸品である。

 
 
 

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