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第3期-4 追憶

  • kujakuhanamasakobl
  • 2023年9月17日
  • 読了時間: 1分

更新日:2月18日


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1988年、73cm×91cm、油彩

肥後銀行本店(肥後の里山ギャラリー)(熊本市)蔵


 2019年個展(画廊ぶらんしゅ)にて初公開。

 「いつくしみ」が100号であるのに対して、「追憶」は30号。大きさこそ釣り合っていないが、この2枚は対(つい)の意識で制作されたもの。「追憶」の孔雀の足元はぼかされているが、「いつくしみ」を合わせ見ることによって別の孔雀の犠牲が示唆されていることがわかる。

 1987年ごろから、昌子は孔雀と百合の花を重ねて描くようになる。「追憶」の孔雀が百合の花を見つめているのは、自らの美の犠牲になった者たちへの静かな想いゆえなのだろう。

 なお、しばらく原題が不明で金子昌子美術館によって「花」と仮題が示されていたが、昌子本人のメモが見つかり、「追憶」と題された。

 2024年11月、熊本市の肥後銀行本店(肥後の里山ギャラリー)の収蔵となる。

 
 
 

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