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第2期ー8 紫陽花
1979年 花瓶がやや左に傾いているように見える。もちろん計算されたものである。肥後銀行本店(肥後の里山ギャラリー)蔵の「百合」も、アンバランス、不協和音を演出しており、それが醸し出す緊張感が見るものを惹きつける。それと同様の趣向である。...
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2024年4月9日読了時間: 1分


第1期ー7 紫陽花Ⅲ
1973年、油彩 個人蔵 第1期のなかでも初期の作品だとみられる。デッサンの高い技術に裏打ちされた作品である。
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2024年4月9日読了時間: 1分


第3期ー15 希望
1993年、55cm×64cm、油彩 肥後山田郵便局(阿蘇市)蔵 本作「希望」と「ほとばしる情熱」「みなぎる気力」は連作である。類似の構図を使いながら、背景の色彩によってまったくことなる世界を現出させている。「赤」で「情熱」を表し、「白」で「希望」を表したのである。
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2024年4月9日読了時間: 1分


第3期ー14 ほとばしる情熱
1993年、46cm×53cm、油彩 熊本県信用組合阿蘇支店(阿蘇市)蔵 美術雑誌のインタビューで、昌子はクジャクの「羽」ではなく「首」に美しさを感じてると回答した記事がある。第1期・第2期と違って第3期になると、昌子のクジャクは、あまり「羽」を描かなくなる。おそらく昌子...
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2024年4月9日読了時間: 1分


第3期ー13 コスモス
1985年、91cm×117cm、油彩 『芸術公論』第4巻第3号(通巻19号)1987年5月号にモノクロ掲載。美術評論家・佃堅輔 による選評がある。 昌子が好んだ「花」の絵は、百合、コスモス、あじさい、ポピー、ブーゲンビリア、カラーなど。百合やコスモスは昌子40代の頃に...
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2024年4月9日読了時間: 1分


第3期ー12 百合
1986年、162cm×97cm、油彩 『芸術公論』第4巻第3号(通巻19号、1987年5月号)に掲載 「繊細優美」とはまさにこの作品のためにある言葉かと思うほどである。一方であれほど大胆な構図・色彩をキャンヴァスにぶつげる昌子の、もう一方の隠れた姿である。...
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2024年4月9日読了時間: 1分


第3期ー11 とり三態
1995年、サイズ未詳、油彩 個人蔵 昌子の絵には、色彩面では伊藤若冲やアンディ・ウォフォールの影響をうかがうことができるが、構成面では独自路線を歩んでいる。その中で、この作品に限ってはピカソの影響もありそうである。
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2024年4月9日読了時間: 1分


第3期ー10 初恋
1993年、46cm×38cm、油彩 第3期にはクジャクの羽の位置に「花」を重ねる絵が増えてくるが、この作品は「花」の位置がクジャクの顔の下にあり、いかにも「芳香」を楽しんでいるようである。クジャクの眼光も鋭いものではなくなり、やさしみを帯びている。
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2024年4月9日読了時間: 1分


第3期ー9 出会い
1985年、162㎝×130㎝、油彩 南日本銀行本店(鹿児島市)蔵 『芸術グラフ』第9巻第6号で紹介された「遊苑」(1988年)と同時期の作品。原題不詳で、金子昌子美術館運営委員会によって一時期「遊苑Ⅱ」と名づけられていたが、現在では「出会い」となっている。...
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2024年4月9日読了時間: 1分


第1期-6 貴婦人
1980年、162cm×130cm、油彩 昌子の絵からいったん「色」が抜け始める。見る者の脳裡で「色」を補い、見る者の脳裡で「絵」を完成させよと。 クジャクの羽が褪色したかのような演出にふさわしく、背景の鶏舎の「色」と絶妙なバランスをとっている。そして、このような「色」...
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2024年4月9日読了時間: 1分


第1期-5 華麗なる競演
162cm×97cm 1979年 油彩 昌子本人が意識していたかどうかはわからないが、第1期後半の「火花」「華麗なる競演」「貴婦人」は3部作のように見える。そこには、第2部・第3部の華やかな色彩の世界への胎動がうかがえる。タイトルは「華麗なる闘魂」(1978年、日展入...
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2024年4月9日読了時間: 1分


第1期-4 火花
1979年、163㎝×130㎝、油彩 2作続けての日展入選ののち、テーマや構図に大きな変化はないものの昌子は色彩にこだわるようになる。背景も、鶏舎の詳細が抽象化され始める。「華麗なる競演」(阿蘇神社蔵)、「貴婦人」の姉妹編である。
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2024年4月9日読了時間: 1分


第1期-3 舎のとりⅡ
1977年、162㎝×130㎝、油彩 熊本市立五福小学校蔵 「舎のとり」(1977年、日展入選作品)の翌年の作かと推測される。前作よりも羽が明瞭に描かれていて、早くも第2期へのきざしが窺える。
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2024年4月9日読了時間: 1分
更新履歴
7 https://www.kanekomasako.com/post/2024年3月15日-「2019年-画廊ぶんらんしゅ個展」をリリースしました。 6 https://www.kanekomasako.com/post/2024年3月14日-「ペンネーム「真子」と本名「...
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2024年3月20日読了時間: 1分
2024年3月19日 「昌子とデッサン」の記事を充実させました。
これまで、「昌子とデッサン」は「工事中」となっていましたが、新記事を2つ増やしてここに紐づけしました。
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2024年3月19日読了時間: 1分
2024年3月18日 「第五期 昇華期」をリリースしました。
2019年画廊ぶらんしゅ個展では、昌子の作品を第一期~第四期に分けて紹介しましたが、このオンライン美術館ではこれに曼荼羅を加えて第五期としました。
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2024年3月19日読了時間: 1分


昌子のデッサン
「白描デッサン」と「彩色デッサン」 詳細はこちら↓ https://www.kanekomasako.com/post/「白描(はくびょう)デッサン」と「彩色(さいしき)デッサン」 美術評論家も評価した昌子のデッサン 詳細はこちら↓...
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2024年3月19日読了時間: 1分


第5期 昇華期
昌子最晩年の作品群、曼荼羅5枚。 昌子が描く曼荼羅世界 曼荼羅A 22㎝×18㎝ 色鉛筆 2001年 個人蔵 中心と周縁の同心円構図からすると、胎蔵界的(※)である。 (※「〈解説編〉 密教における曼荼羅世界」参照。) 曼荼羅B 22㎝×18㎝ 色鉛筆 2009年...
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2024年3月19日読了時間: 2分


密教における曼荼羅世界
いうまでもなく、曼荼羅は仏教(密教)の世界観を示したものである。仏教の曼荼羅には、「金剛界曼荼羅」と「胎蔵界曼荼羅」の存在が知られる(合わせて「両界曼荼羅」という)。 『金剛頂経』の世界観によって描かれたのが「金剛界曼荼羅」であり、『大日経』の世界観によって描かれたのが「胎...
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2024年3月19日読了時間: 1分


美術評論家も評価した昌子のデッサン
昌子のデッサンに初めて注目したのは、美術評論家の森田文雄であった。森田は『芸術グラフ』1983年8月号において、「描き貯められたおびただしいスケッチの山」と評した。森田が熊本の昌子のアトリエを訪れて「おびただしいスケッチの山」を目にしたような書きかたである。昌子に注目した美...
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2024年3月18日読了時間: 2分
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